香港バーゼル
2015/09/19
これで日本も国際社会に近付けそうだというべきか。
敗戦国としての役割が一つ増えそうだというべきか。
お上にしかわからない事もあるんだろうとは思うが、国民主権で民主主義と考えれば、少々強引か。
とは言え、今でも自民支持が最も多いのだから、致しかたない。今のままでは、次の選挙も自民のはずだ。
メンバー集めも落ち着き、作品のビジュアル的な色味はバラバラだが、わたしなりに基準はあって、それを脱していなければ、何がしかの統一感は出るんじゃないかと思ってはいる。
とは言え、ビジュアル面でバラバラだから、もっと多様性があっても良いか、各企画でギャラリー内の作品に統一感が出るほどには、メンバーがいても良いか、とも思わないでも無いが、今後は成り行き次第でゆっくり考えていこうと思う。
検索でやって来る訪問者も、ギャラリー名と言うよりは、幅が出てきた。
「企画画廊 売り込み方」とか「日本 コマーシャルギャラリー ダメ」とか「ギャラリー 取り扱い 損をする」とかに混じって「バーゼル香港」と言うのが目立つ。
スイスもマイアミも遠いから、香港バーゼルに行ってみよう、行ってみたいという人が多いのかも知れない。
そこで、香港バーゼルの感想でも書こうと思うが、スイスのバーゼルに比べると全然格調が高くは無い。
客層も一般市民や学生のようなものも多く、カメラの持ち込みも規制されていなく、撮影禁止のギャラリーも少なかったので、撮影会のような雰囲気だった。
もちろん、そうは言ってもバーゼルだ。
力のあるギャラリーは威信が掛かっている。雑誌やWEBでしか見られないような作品も来ていた。
右の写真の作品は誰の何と言う作品か忘れたが・・・ここにiPhoneを落とした客がいて、見物人を集めていた。
新しい素材や表現の作品も多かった。
真ん中の作品はデジタル作成の銀塩プリントだったと記憶しているが、細部まで非常に良く造りこまれていた。
CGならこのくらいの事はやらなければ、「あぁ、CGだもんね」で終ってしまうだろう。
ちなみにこの作家のエリアは、Baselでは珍しく、売れた作品を展示し続けていたが、この作家の作品はほとんど完売だった。
とは言え、わからないものはわからない。
というか、ほとんどわからないものの方が多かった。
右の作品などは、Wolfgang Stillerの作品かと思ったが、確か違ったはずだ。
まぁ、何が良いかわからないからこそ、アートフェアに、バーゼルに出てくるとも言えるんだろう。
意地と信念で、バーゼルに出られさいすれば、世界基準で最高の目と資産を持つコレクターに作品が見られる事になる。
そして、世界から大小アートファン、コレクタも来る。
ここに来て誰も作品の前で立ち止まらなかったら、色々と考え直した方が良いと思うほどには、お客は居た。
ただ、一般公開初日にはほとんどの作品が売約されているというスイスのバーゼルに比べると、そこまでは無いように見えたのは確かだ。
スイス・アートバーゼルは別格だ。
とは言え、とても複雑なネットワークからなるアート業界だ、バーゼルに出られるというのは万に一。
まぁ、出てくださいと言われても、資金が無い。
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