BandH Gallery

Escape on the Edge

あるコミュニティの中での需要

本田圭祐がクラブチームを買い取るようだ。
サッカーの事はよく判らないけれど、プレーヤーがフィールドを持つという事だろう。
アートにおいてはプレーヤーは作家、活動フィールドは基本的にはギャラリーと言うことになる。

私も色々と活動をしてきた。
画廊での個展から、グループ展、国内外のアートフェア、外国のギャラリーでの展示、デパート・・・。
若い頃は、外国で展示する事や、銀座のデパートで作品を発表する事、ニューヨークのアートフェアに参加する事と言うのは、とても大きな事と考えていた。
まぁ、浅はかで無知と言えばそうだけれど、そのくらいに活動していれば、何かこう、今風に言えばリア充で居られるのだろうと想像していた。
しかし、そうではなかった。私の場合・・・と、付け加えるべきだろう。

日本国内で十分な需要のある生きた作家がどれだけ居るのかは知らないが、少ないだろう。
私は幸い、場はそれなりに与えられたし、掴んできたと思うが、それでも満足できないのは、需要が無いからに他ならない。
音楽の世界や、映画でもそうだが、そのジャンルが盛り上がっている時と言うのは、実験的な作品ができてきたり、マニアックな需要も出てきたりする。私の作品もその手のものだ。
数を打って当てるタイプだし、マニアックなファンを時間と労力を掛けて掴むタイプだ。
私に限らず、ローブローアートやダークアートと言うジャンルは、国内外で数を打って行くという活路を開く以外無いと思っている。

日本でローブロー系やダークアート系の作品を制作している人も、ネットを見ていると居るようだが、彼らがどうしたいのかはわからない。
特に活動してる様子の無い人から、クラブ系や音楽系と繋がって活動してる者も居るようだが、アートのフィールド、ギャラリーと言う場で活動したい日本のダークアート系作家はどれだけいるのだろうか。

私が困ったように、苦労している若い作家が居れば、何か工夫をしてみよう。作品はあるのに場が無いというのは、一番もったい無い足止めだ。そんな作家の力になれれば私も嬉しい。

BandH Galleryは、私個人の所有スペースというよりは、想いと作風を共有する作家で造り上げる場だと思っている。
プレーヤーが場を実験的に運用するのも面白い。それが始まりだ。
私の場合、ギャラリーは他にある。一緒に遊んでくれる作家を探している。

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